前書き
私の水槽はほとんどが放置系で水換えという物をしない人間なんですが濾過については結構考えてはいるので私の体験2割と知識8割の私の持論について書いていこうかなと…(ろ材編)
ろ材とは
ろ材とは基本3種類に分けられます
があくまで基本用途で分けられている物ですので違った使い方をする人も居ます
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物理濾過
水中にある糞や餌の残りかすまたは水草の切れ端と言ったある程度の大きさを
持った塊をスポンジやウールマットまたは網などに引っ掛けて取り除くというもの -
生物濾過
水中にあるアンモニア、亜硝酸、硝酸をバクテリアの力を借りて無害化するため
に入れるバクテリアの家兼食卓 -
化学濾過
汚れとなる原因を吸着または分解するもの主に活性炭やゼオライトなどが有名
それと調整剤バクティーZとかスコールってのがあるらしいです
ろ材の重要度
先ほどこの中で一番重要なのはむろん生物濾過ですアクアリストが
日々を翻弄されるほど重要な物です
その次に重要なのが物理濾過ですこれが無ければ生物濾過に多大な負荷がかかり
処理しきれなくなる場合があるのでその負担を少なくするという意味で結構重要
能力的には網>スポンジ>ウールマットの順に物理濾過としての性能が高いです
物理濾過のみなら網が最強なのは言わずもがなですが
物理兼生物濾過が出来るということでウールマットにも人気があります
それでも私はへたらないスポンジを愛してます
化学ろ材は薬みたいな物で使いすぎるのは良くないしこれ使うくらいなら水換えで十分…
生物ろ材の種類
形による特徴
一概にそうとは言えませんが一般的なフィルターに入れた時の特徴です
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リング状
このろ材の場合中央に穴が空いているため根詰まりを起こすことが比較的少なく表面積が多く耐久性の問題を除けば初心者にも勧めれる比較的扱いやすいろ材です
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キューブ状
このろ材はほとんどが大きな穴の開いたスポンジであり主な用途としては立ち上げの初期段階に分解仕切れなかった糞を絡めとる物理濾過としてつかいながらその糞をろ材として生物濾過を行うもので糞が多くないある程度安定した水槽にはあまり出番は無いです
(大型魚を飼ったりしている人の中では物理濾過兼生物濾過としてあえて使っている人も要るとかなんとか) -
ボール状
このろ材は耐久性も高いので長年のアクアリスト達に人気がありますがリングロ材より多く入れられる分根詰まりを起こしやすく定期的なメンテナンスが必要なので初心者にはあまりお勧めできないろ材です
バイオボール型
このろ材はドライボールとも呼ばれているもので分かりやすく言うならキューブ状ほどの隙間が空いたプラスチックなどのボールですこれは詰まりにくいツルツルのボールろ材と言った感じですが多孔質教の根強い支持によって押し負けている感じです
バイオビーズ型
このろ材は比較的最近出てきた水流に乗せてグルグル回して行く物でこのろ材の最大の利点はろ材自体が動いているので根詰まりを起こすことが無く耐久力も高いのでメンテナンスをせずに半永久的に使えるという物ですではなぜあまり人気がないのかというとろ材が異常なまでに高いというただそれだけですコスパがあまりにも良くないので信頼という根が根付けていないのであまり人気がないですが私の感想としては苔が生えても特にメンテが必要ないのでレッドビーなどの水質にうるさいタイプのろ材としてオススメです
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車輪状
このろ材はろ材としては異端な部類に入るろ材(??)ですなぜならこのろ材は小さなプラスチック製の車輪をバイオビーズの様にぐるぐると回して使うという物だからです
そんなのろ材じゃ無いだろ!!という意見もあると思いますがろ材に多孔質を求めすぎてもあまり意味は無いのです!
ヤクルトの容器のようにツルッツルの物でもバクテリア様は定着してくれるので塩ビ管ろ材やらスポンジの角切りろ材でも濾過は出来ます(塩ビ管はデカすぎるのは無理…)なのでそれに+詰まりにくい流動性を持たせようとしたら小さい車輪を回している方がコスパが良いということですメンテナンスをしなくていいので大量に水槽を持っていてメンテ面倒い…って人におすすめ
素材による特徴
セラミック
この素材はほとんどのろ材に使われていて孔の多さや水質に影響を与える物まで様々な物がありますのでこうだ!!と断言はできません…
ガラス
この素材は脆いですが水質に影響を与えないのであまり水質をいじりたくない人におすすめです
スポンジ
この素材は穴の大きい物から小さいものがあり穴の大きい物はキューブ状の様な使い方ができ穴の小さい物はスポンジフィルターとして物理濾過兼生物濾過として使うことが出来ます
ゲル
この素材は握りつぶそうとしてもつるんと抜けたりするので耐久性は高いです
チャームさんによると「生物付着性の高い含水ゲルポリマーにより高濃度にバクテリアを付着させることが可能です。形状が球体であるので、均一にバクテリアが付着して、強力なバイオフィルムを形成します。」「素材の性質上、ペーハーやその他の水質には影響を与えないので、安心して使用できます。」だそうです
基本バイオビーズにしか使われてないと思う
使い方による違い
リング状ろ材は通水性が高く中央に穴があいていることで縦に置くと好機性バクテリアが住み着きやすく横に置くと物理濾過として使えます適当に入れることで悪気性と好機性のバクテリア両方がそれなりに住みやすい環境が出来ます
車輪ろ材はバイオビーズの代わりだからバイオビーズ大量に買える人ならバイオビーズの方が良い…
なんか思いついたら追記しときます…バイオビーズとか書く予定だたのに上に書いちゃったから書くこと無くなった…
濾過に対する私の考え
結構ろ材についての話を書きましたが私はあまりろ材は無くても良いと思っているんです閉鎖的な環境で過密飼育をしているから濾過が必要になる人が多いだけでろ材にそんなお金を投入するくらいならマツモ濾過とかヒメタニシ濾過とかイトメ濾過とか…最後のはおかしいって?まあそういうので濾過してる方がよっぽど現実的というか目に見えないのを良いことに多孔質だとか大型魚にはオーバフローですぞとかだまされているような気がしてならぬ…正直OFもあれにろ材なんて要らないと思うんだよね…水流の浄化効率的に…
水槽は水流があるだけで天と地ほどの差があるから最強のろ材は汚泥と適度な水流なので放置系教に入りませぬか!!